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新生児集中治療室におけるSerratia marcescensの集団発生中の定着を検出するための最適なスクリーニング方法は何か ★★

What is the best screening method to detect Serratia marcescens colonization during an outbreak in a neonatal intensive care nursery?

M. Giles*, H-M. Harwood, D.A. Gosling, D. Hennessy, C.T. Pearce, A.J. Daley
*The Royal Women’s Hospital, Australia

Journal of Hospital Infection (2006) 62, 349-352


新生児集中治療室(NICU)でセラチア・マルセセンス(Serratia marcescens)が集団発生することがある。しかし、保菌新生児患者の最適なスクリーニング方法は確立していない。地理的に離れた2カ所のNICUで、S. marcescensの集団発生中の新生児の気道および消化管における保菌をスクリーニングした。9カ月の調査期間で合計58例の新生児にS. marcescensの定着(47例)または感染(11例)が認められた。定着を認めた新生児の44例では気道と消化管の両方から試料を採取しており、そのうち消化管由来試料のみ陽性は39%、気道由来試料のみ陽性は22%で、両方の試料で菌が増殖した新生児は39%であった。固形培地への接種前に増菌を実施すると、気道保菌者の検出力が増強した。S. marcescensの集団発生中に、菌が定着した新生児を最大限に検出するためには、気道と消化器の両試料を採取すべきである。ブロス培地での増菌を行うと結果判定が1日遅延するが、気道由来試料の陽性率が高くなる。

サマリー 原文(英語)はこちら


監訳者コメント:
MRSAなどの耐性菌対策として能動的監視培養(active surveillance culture;ASC)を実施すべきか、盛んな議論の対象となっているが、スクリーニング目的であればどのような検体を採取すべきか、対象菌ごとに検討する必要がある。

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Reproduced from the Journal of Hospital Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.