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アルバニア、ティラナの大学附属「マザー・テレサ」病院における院内感染に関する最初の罹患率調査

The first prevalence survey of nosocomial infections in the University Hospital Centre ‘Mother Teresa’ of Tirana, Albania

S. Faria*, L. Sodano, A. Gjata, M. Dauri, A.F. Sabato, A. Bilaj, O. Mertiraj, E. Llazo, Y. Kodra, N. Schinaia
*National Institute of Health, Italy

Journal of Hospital Infection (2007) 65, 244-250


院内感染の罹患率および危険因子の推定を目的として、アルバニアで最大規模の病院で調査を実施した。2003年10月から11月に、内科病棟、外科病棟、および集中治療病棟で1日の罹患率調査を実施した。米国疾病対策センター(CDC)による定義を使用した。調査項目は、患者および病院の特性、手術手技、侵襲性器材、抗生物質治療、微生物学的検査および放射線検査、感染の徴候および症状などであった。ロジスティック回帰により危険因子を判定した。合計で、登録患者968例中163例から185件の院内感染が認められた。最も頻度が高い院内感染は尿路感染(33.0%)、手術部位感染(24.3%)、肺炎(13.0%)、および血流感染(9.2%)であった。院内感染罹患率は、集中治療室(31.6%)のほうが外科病棟(22.0%)および内科病棟(10.3%)よりも高かった。全体で、微生物検査によって確認された院内感染は132件(71.4%)であり、最も分離頻度の高かった微生物は黄色ブドウ球菌(18.2%)であった。ロジスティック回帰により、年齢>40歳、入院期間、入院時の「外傷」の診断、および侵襲性器材の挿入が独立した危険因子であると判定された。比較は極めて慎重に行うべきであるが、院内感染罹患率は、西欧諸国および一部の発展途上国よりも高かった。

サマリー 原文(英語)はこちら

監訳者コメント:
極めて教科書的な院内感染の実態に関する報告である。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.