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オランダおよびドイツの全国的な手術部位感染サーベイランスデータの比較:PREZIES対KISS

Comparison of the National Surgical Site Infection surveillance data between The Netherlands and Germany: PREZIES versus KISS

J. Mannien*, S. van den Hof, C. Brandt, M. Behnke, J.C. Wille, P. Gastmeier
*National Institute for Public Health and the Environment, The Netherlands

Journal of Hospital Infection (2007) 66, 224-231


手術部位感染(SSI)率の各国間の比較に対する関心が増加していることから、著者らはオランダ(PREZIES)とドイツ(KISS)のSSIサーベイランスデータを比較した。両国のサーベイランスシステムのプロトコールには、多くの類似する危険因子、例えば米国疾病対策センター(CDC)が開発したSSIの定義や退院後サーベイランスの任意での実施などがあり、共通点が多い。内容が類似し、適切な比較を行うために十分なデータが存在する9つの外科処置カテゴリーを数種類の中から選択して、研究対象とした。PREZIESとKISSの間でSSIデータの相違が認められたのは、手術時間、手術創汚染度、米国麻酔学会による全身状態分類、および術後の入院期間であった。PREZIESでは表在性SSI発生率が7つの外科処置で有意に高く、深在性SSI率が5つの外科処置で高かった。入院期間中の深在性SSIに限ると、SSI率の差ははるかに小さかった。退院後サーベイランスの程度が異なっていたため、記録されたSSIで退院後に検出されたのは、PREZIES で34%、KISS では21%であった。結論として、オランダとドイツでは、同様の感染サーベイランスプロトコールが使用されているが、その実施状況は異なっていた。各国間の比較は、入院期間中の深在性SSIに限定した場合に信頼性が最も高いが、その理由は、深在性SSIは退院後サーベイランスの影響を受けず、その診断感度が表在性SSIよりも各国間で類似している可能性があるためである。

サマリー 原文(英語)はこちら

監訳者コメント:
サーベイランスの結果を国家間で比較しようとする興味深い試みであるが、退院後調査の実施率などの具体的な調査方法が異なっており、純粋な比較が困難であった。これは施設間での比較においても同様であり、数字にとらわれるのではなく、数字を独り歩きさせないサーベイランスの正しい運用方法が求められる。なお、入院管理となるような深在性SSIの診断にはブレがないとの指摘は注目に値する。

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Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.