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外科の主要4科における顔面へのはね返りリスクの多施設研究★★

Risk of facial splashes in four major surgical specialties in a multicentre study

S. Endo*, K. Kanemitus, H. Ishii, M. Narita, T. Nemoto, G. Yaginuma, Y. Mikami, M. Unno, R. Hen, K. Tabayashi, T. Matsushima, H. Kunishima, M. Kaku
*Tohoku University Graduate School of Medicine, Japan

Journal of Hospital Infection (2007) 67, 56-61


本研究は、顔面の防護を行わない場合の曝露リスクの判定を目的とした、6カ所の医療施設でのフェイスシールドへの血液のはね返り汚染の分析である。血液のはね返り曝露を、全発生率、フェイスシールド上のはね返りの部位、外科の専門科、手術室スタッフに対するリスク、手術所要時間、および出血量に基づいて評価した。視覚的検査およびロイコマラカイトグリーンによる染色法による血液のはね返り汚染を、フェイスシールド600個で評価した。フェイスシールドを眼窩部(O領域)、眼窩周辺部(P領域)、およびマスク部(M領域)の3領域に区分した。視覚的検査では、フェイスシールドの50.5%(303/600)に血液のはね返り汚染が検出されたが、ロイコマラカイトグリーンによる染色法では66.0%(396/600)に血液汚染が検出された。O領域では36.6%(220/600)、P領域では37.8%(227/600)、M領域では57.0%(342/600)に血液汚染がみられた。手術室スタッフ別にみると、血液のはね返りの発生率は執刀医が83.5%(167/200)で最も高く、第一助手の68.5%(137/200)、手術室看護師の46.0%(92/200)がこれに続いた。専門科別では、心臓外科の発生率が75.3%(113/150)で最も高リスクであり、神経外科の69.3%(104/150)、消化器外科の60.0%(90/150)、整形外科の60.0%(90/150)がこれに続いた。

サマリー 原文(英語)はこちら

監訳者コメント:
HCVは結膜感染の事例もあるため、目の保護は職業感染予防策の観点から重要である。古典的な手法であるが、現実を知る上ではためになる論文である。

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Reproduced from the Journal of Hospital Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.