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尿路感染症患者由来の黄色ブドウ球菌分離株が産生する病原因子

Virulence factors produced by strains of Staphylococcus aureus isolated from urinary tract infections

L. Baba-Moussa*, L. Anani, J.M. Scheftel, M. Couturier, P. Riegel, N. Haikou, F. Hounsou, H. Monteil, A. Sanni, G. Prevost
*Universite d’ Abomey-Calavi, Benin

Journal of Hospital Infection (2008) 68, 32-38


黄色ブドウ球菌感染は西アフリカに広く蔓延し、尿路感染症と関連することが多い。このような感染症における黄色ブドウ球菌の病原因子に関する報告はほとんどない。本研究の目的は、原発性と推定される尿路感染症患者から分離した黄色ブドウ球菌由来の毒素および接着因子の陽性率を評価し、ベナン共和国のCotonou University Hospital(CUH)とフランスのStrasbourg University Hospital(SUH)で比較することであった。外来患者と入院患者の両者を試験に組み入れた。4カ月間で分離された黄色ブドウ球菌菌株はCHU 65株、SUH 35株であった。黄色ブドウ球菌菌株の病原因子の特性を免疫学的検出法または多重PCR法で調べ、メチシリン感受性を記録した。全分離株の約50%が、1種類以上のエンテロトキシンを産生していた。SUHの黄色ブドウ球菌分離株にPantone-Valentine型ロイコシジン(PVL)産生性のものはなかったが、CHUの黄色ブドウ球菌分離株の21.5%がPVL産生性であった(P<0.01)。PVL陽性分離株14株中6株(43%)がメチシリン耐性であった。SUHのMRSA率(57%)はCUH(14%)より有意に高かった(P<0.01)。地理的由来とは無関係に、ほぼすべての分離株(80%)にクランピング因子B、エラスチン結合蛋白、ラミニン結合蛋白をコードする遺伝子が検出された。エラスチン結合蛋白に関する結果は、その他の臨床部位由来分離株についての既存の研究データとは大きく異なっていた。ブドウ球菌の病原因子と接着因子は、尿路感染症の病態生理に重要であると考えられる。

サマリー 原文(英語)はこちら

監訳者コメント:
尿路感染症患者由来の黄色ブドウ球菌のプロフィールを検討した論文である。一般的に外来における尿路感染症で黄色ブドウ球菌が問題になることは少なく、やや疑問が残る論文である。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.