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ベルギーの大学病院におけるメチシリン耐性の危険因子および黄色ブドウ球菌血流感染症の転帰

Risk factors for meticillin resistance and outcome of Staphylococcus aureus bloodstream infection in a Belgian university hospital

M. Libert*, M. Elkholti, J. Massaut, R. Karmali, G. Mascart, S. Cherifi
*Brugmann University Hospital, Belgium

Journal of Hospital Infection (2008) 68, 17-24


本研究の目的は、黄色ブドウ球菌血流感染におけるメチシリン耐性の施設特異的な危険因子の特定、およびメチシリン耐性が死亡率に及ぼす影響の評価である。2002年1月1日から2004年12月31日の間に、黄色ブドウ球菌血流感染の154エピソードを特定した。内訳は、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(MRSA)血流感染66件、メチシリン感受性黄色ブドウ球菌(MSSA)血流感染88件であった。78エピソード(51%)が市中獲得型、76件(49%)が院内感染と考えられた。MRSA血流感染に関連する危険因子は、患者の自宅以外からの入院(P=0.001)、抗菌薬使用歴(P=0.002)、インスリン投与を必要とする糖尿病(P=0.028)、および院内血流感染(P=0.031)(特に入院12.5日以降)であった。血流感染関連死亡率と関連が認められた変数は、敗血症性ショック(P<0.001)、心内膜炎(P=0.002)、およびMRSA血流感染(P=0.021)であった。結論として、黄色ブドウ球菌血流感染は、特に敗血症性ショックまたは心内膜炎が発生した場合は重篤な病態であり、メチシリン耐性によって悪化する。著者らは、自宅以外から入院した患者、抗菌薬使用歴のある患者、インスリン投与を必要とする糖尿病患者、および/または院内血流感染患者に対する経験的治療法として、グリコペプチド系抗菌薬を推奨する。

サマリー 原文(英語)はこちら

監訳者コメント:
MRSA感染症患者のリスク因子を評価し統計学的処理による有意な因子を見いだしている。これらの成果から、エンペリックな抗菌薬処方について推奨している。提供している医療の内容は国毎に異なることから、こうした検討はわが国でも必要である。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.