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プレホスピタル救急サービスチーム(Services Mobiles d'Urgence et de Reanimation;SMUR)が挿入した末梢静脈カテーテルの保菌状態の評価

Evaluation of colonisation of peripheral venous catheters inserted by prehospital emergency service teams (SMUR) in France

E. Ezingeard*, M. Coudrot, S. Guyomarc’h, G. Aubert, J.L. Blanc, J.C. Bertrand, B. Tardy, F. Zeni
*CHU St Etienne, France

Journal of Hospital Infection (2009) 72, 169-175


フランスのプレホスピタル救急蘇生サービスチーム(Services Mobiles d'Urgence et de Reanimation;SMUR)が挿入した末梢静脈カテーテルの保菌状態に関するデータは、文献にはなっていない。SMURチームのみが挿入・管理した末梢静脈カテーテルの保菌状態を、前向きの記述研究により評価した。合計171本の末梢静脈カテーテルを調べた。微生物学的検査では7本のカテーテルが陽性であった(4.09%、閾値を102 cfu/mLとした場合)。患者特性および介入の特性に関する解析から、保菌患者には高齢患者が有意に多いこと(P=0.02)、静脈アクセスが不十分であること(P=0.006)、およびカテーテル径が小さいこと(P=0.009)が示された。その他の評価基準、すなわち性別、病因、介入部位、静脈穿刺数・部位、血圧、およびカテーテル留置期間については、有意差は認められなかった。本試験で認められた保菌状態の絶対値は、既報の値と同等のようであったが、カテーテル留置期間が既報(日単位)と今回のデータ(分単位)とで大きく異なるため比較はできない。今回の研究から、患者の不快感と時間的・金銭的コストに加え、このようなルーチンのカテーテル交換に関する現行の推奨を再評価すべきことが示唆される。保菌状態に関して、リスク因子を考慮した個別のカテーテル交換法をルーチンの交換法と比較する無作為化試験の実施が望まれる。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.