JHIサマリー日本語版トップ

レーティング:[監訳者による格付け]
★★…是非読むことをお勧めする論文 ★…読むことをお勧めする論文

Clip to Evernote

膵・腎同時移植後の手術部位感染の発生率とリスク因子

Incidence and risk factors for surgical site infection after simultaneous pancreas-kidney transplantation

L.B. Perdiz*, G.H.C. Furtado, M.M. Linhares, A.M. Gonzalez, J.O.M. Pestana, E.A.S. Medeiros
*Federal University of Sao Paulo, Brazil

Journal of Hospital Infection (2009) 72, 326-331


膵・腎同時移植は、進行慢性腎不全を合併した1型糖尿病に対する最良の治療選択肢であるが、この処置を受けた患者の7%~50%に感染性合併症が生じる。2000年から2006年に著者らの施設でコホート内症例対照研究を実施し、膵・腎同時移植を受けた患者の手術部位感染(SSI)のリスク因子を評価した。評価を行った移植患者119例のうち55例(46.2%)がSSIを発症し、30日死亡率は11.8%であった。SSIから分離された微生物はグラム陰性菌が多かった。多変量ロジスティック回帰分析によりSSIと独立して関連する因子は、急性尿細管壊死、移植後瘻孔、および移植片拒絶反応であった。本研究から、この患者コホートではSSI発生率が高いこと、および外科手技と関係する因子がSSI発生と密接に関連することが示された。

サマリー 原文(英語)はこちら

監訳者コメント:
消化器系の移植手術は手術侵襲も大きく、免疫抑制を要するなどの理由で術後感染発生のリスクが高い。本研究でも手術症例の約半数がSSIを発生している。多変量解析で同定されたリスク因子は、いずれも介入困難なものであり、この種の手術のSSI防止対策の困難さを示している。

JHIサマリー日本語版トップ

サイト内検索

Loading

アーカイブ

最新のコンテンツ

Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.