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中国・湖北省の13病院における医療関連感染症の2007年から2008年の時点有病率調査

Point prevalence surveys of healthcare-associated infection in 13 hospitals in Hubei Province, China, 2007-2008

Duo-shuang Xie*, Wei Xiong, Li-li Xiang, Xiang-yun Fu, Yuan-hua Yu, Li Liu, Shu-qiong Huang, Xiao-hui Wang, Xiu-min Gan, Min Xu, Hong-bo Wang, Hao Xiang, Yi-hua Xu, Shao-fa Nie
*Tongji Medical College of Huazhong University of Science and Technology, China

Journal of Hospital Infection (2010) 76, 150-155


2007年および2008年11月に、中国・湖北省の三級甲等の13病院を対象として、中華人民共和国衛生部が定めた症例定義の基準を用いて連続的な時点有病率調査を実施し、医療関連感染症有病率のモニタリングを行った。調査した合計20,350例の患者の790例(3.88%)に833件(4.09%)の医療関連感染症が認められた。医療関連感染症の全有病率は、2007年(4.14%)と2008年(3.72%)で有意差はなかった。最も頻度が高い医療関連感染症は気道感染症(63.15%)、次いで手術部位感染症(9.60%)および尿路感染症(8.64%)であった。微生物検査結果が陽性であった医療関連感染症患者は35.29%(833例中294例)のみであった。最も分離頻度が高い菌はグラム陰性菌であり、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)が最も多く、大腸菌(Escherichia coli)、アシネトバクター・バウマニー(Acinetobacter baumannii)、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)などが続いた。10,344例(50.83%)の患者が抗菌薬を使用しており、治療薬または予防薬として使用頻度が高い薬剤はセファロスポリン系、ペニシリン系、およびキノロン系であった。

サマリー原文(英語)はこちら


監訳者注:
中国衛生部が指定する病院の等級で、その規模などに基づいて一級(1~100床)、二級(101~500床)、三級(≧501床)に分類される。三級病院は高度な医療を担う紹介病院であり、医学教育や研究も行っている。各等級の病院は、その医療水準、病院経営、利用可能な特定の設備、医学研究などによって、さらに甲乙丙の3等に区分される。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.