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血液透析患者の黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)血流感染症に関する 12 年間の調査:さらなる研究の必要性

A 12-year review of Staphylococcus aureus bloodstream infections in haemodialysis patients: more work to be done

S.F. FitzGerald*, J. O’Gormana, M.M. Morris-Downes, R.K. Crowley, S. Donlon, R. Bajwa, E.G. Smyth, F. Fitzpatrick, P.J. Conlon, H. Humphreys
*Beaumont Hospital, Ireland

Journal of Hospital Infection (2011) 79, 218-221


黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)血流感染症(BSI)は、血液透析患者の疾患および死亡の重要な原因である。本研究では、3 次紹介病院の大規模な血液透析施設で実施された、黄色ブドウ球菌 BSI の 12 年間の後向き調査について報告する。全体の黄色ブドウ球菌 BSI 発生率は、100 患者年あたり 17.9(範囲 9.7 ~ 36.8)であった。メチシリン耐性黄色ブドウ球菌(meticillin-resistant S. aureus;MRSA)BSI 発生率は、100 患者年あたり 5.6(範囲 0.9 ~ 13.8)であった。黄色ブドウ球菌 BSI の全エピソードのうち 11%に感染性合併症が発生し、最も頻度が高いのは感染性心内膜炎であった(7.6%)。黄色ブドウ球菌が血液中から分離されてから 30 日以内に死亡した患者は 10%であった。大半の黄色ブドウ球菌 BSI 症例(83%)は血管カテーテルと関連していた。すべての血液透析部門は、動静脈瘻のような低リスクの血管アクセスを用い、血管内カテーテルの使用を減らすことを優先すべきである。この脆弱な患者群の疾患および死亡の減少を図るため、代替血管アクセスを確保できない場合は、カテーテル関連感染症のリスク低下のための介入を実施すべきである。

サマリー原文(英語)はこちら

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.