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クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)027 型に汚染された病院隔離室の最終消毒のための 8 種類の消毒方法の臨床的有効性および費用対効果

Clinical and cost effectiveness of eight disinfection methods for terminal disinfection of hospital isolation rooms contaminated with Clostridium difficile 027

L. Doan*, H. Forrest, A. Fakis, J. Craig, L. Claxton, M. Khare
*Derby Hospitals Foundation Trust, UK

Journal of Hospital Infection (2012) 82, 114-121


背景
クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)芽胞は環境内で数か月から数年にわたって生存することがあり、汚染された環境表面は C. difficile の重要な院内伝播源となる。

目的
C. difficile 芽胞で汚染された病室の最終清掃について、8 種類の C. difficile 環境消毒方法の臨床的有効性と費用対効果を比較すること。

方法
本研究は、新規消毒方法を評価するために 3 段階で実施された前向きランダム化試験である。まず各空き病室を同一の方法で消毒し、次いで C. difficile 芽胞で汚染させ、以下の 8 種類の消毒法のいずれかで消毒した。蒸気化過酸化水素(HPV)350 ~ 700 ppm(Bioquell Q10)、ドライオゾン 25 ppm(Meditrox)、1,000 ppm 塩素発生剤(Actichlor Plus)、マイクロファイバークロス(Vermop)の単独使用または塩素発生剤との併用、高温過熱乾燥蒸気噴霧による洗浄(Polti steam)と消毒液(HPMed)との併用、蒸気清浄(Osprey steam)、および過酢酸含浸ワイプ(Clinell)。C. difficile 選択寒天培地にスワブを接種し、各消毒法の実施前後にコロニー数を計測した。費用対効果の解析として、すべての方法を現行の 1,000 ppm 塩素発生剤(Actichlor Plus)による方法と比較した。

結果
汚染段階から消毒段階までのコロニー数減少の log10 値に基づいて、消毒法の順位づけを行った。統計学的に有意に優れた有効性を示した消毒法は、HPV(2.303)、1,000 ppm 塩素発生剤(2.223)、および過酢酸含浸ワイプ(2.134)の 3 種類であった。

結論
塩素発生剤を用いた安価な従来の消毒法の有効性は、最近の消毒法と同等であった。

サマリー原文(英語)はこちら

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.