JHIサマリー日本語版トップ

レーティング:[監訳者による格付け]
★★…是非読むことをお勧めする論文 ★…読むことをお勧めする論文

Clip to Evernote

入居前の新築ナーシングホームの抗菌薬耐性菌による急速な環境汚染

Rapid environmental contamination of a new nursing home with antimicrobial-resistant organisms preceding occupation by residents

C. Ludden*, M. Cormican, B. Austin, D. Morris
*National University of Ireland Galway, Ireland

Journal of Hospital Infection (2013) 83, 327-329


ナーシングホームは抗菌薬耐性菌のリザーバとなる。本研究では、新築のナーシングホームで抗菌薬耐性菌による環境汚染が発生するまでの期間を調べた。入居中のナーシングホームと建て替えた新築ナーシングホームの環境部位(それぞれ 18 か所、21 か所)を、入居者が建物間を引越しする前後 11 週間にわたってモニタリングした。新しい建物の性能検証(コミッショニング)中にメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(meticillin-resistant Staphylococcus aureus;MRSA)が検出され、入居後には建物全体に高い頻度で認められた。基質特異性拡張型β-ラクタマーゼ産生大腸菌(Escherichia coli) O25b:ST131 が 1 回検出された。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
この論文によると、新築のナーシングホームであっても、入居した 1 ~ 2 週間後には、床、ドアノブ、テーブル、椅子などの環境サンプリングの約半数から MRSA が検出された。入居者やスタッフの MRSA 保菌率は調査されていないものの、ひとたび使用し始めれば、施設環境の至る所が汚染されていると考え、標準予防策や接触予防策を実施する必要性が再確認できた。

JHIサマリー日本語版トップ

サイト内検索

Loading

アーカイブ

最新のコンテンツ

Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.