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フランスの急性期病院における再発の影響を含むクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)感染症の病院費用

Hospital cost of Clostridium difficile infection including the contribution of recurrences in French acute-care hospitals

A. Le Monnier*, A. Duburcq, J.-R. Zahar, S. Corvec, T. Guillard, V. Cattoir, P.-L. Woerther, V. Fihman, V. Lalande, H. Jacquier, A. Mizrahi, E. Farfour, P. Morand, G. Marcadé, S. Coulomb, E. Torreton, F. Fagnani, F. Barbut on behalf of the GMC study Groupy
*GH Paris Saint-Joseph, France

Journal of Hospital Infection (2015) 91, 117-122


背景
クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)感染症(CDI)の医療費への影響は、それに伴う入院患者のケアの超過費用のために甚大なものとなる。しかし、再発の影響に焦点を当てた研究はこれまでほとんどない。

目的
本研究の目的は、フランスの急性期病院の CDI による病院費用、および再発に起因する費用の割合を推計することである。

方法
12 の大規模急性期病院のサンプルに基づき、2011 年に後向き研究を実施した。CDI の費用を病院の視点と公的保険の視点の両方から推計した。CDI による追加費用の推計にあたっては、それぞれの入院ごとに、全国 DRG(diagnosis-related group;診断群)データベースから抽出した、DRG、年齢、および性別をマッチさせた CDI がない対照との比較を行った。CDI が主診断である場合は入院の総費用を使用した。

結果
微生物学的に確認された CDI 症例 1,067 例を特定し、重複のない 906 例が合計 979 件の入院をしていた。これらの入院のうち 118 件(12%)は再発例であることが確認され(複数回の再発もあり)、その 51.7%は初発エピソードと同一の入院で発生していた。それら(初発 + 再発)の平均入院期間は 63.8 日、初発エピソードのみの場合は 25.1 日であった。CDI による入院 1 件あたりの平均超過費用推計値は 9,575 ユーロ(中央値 7,514 ユーロ)であった。公立急性期病院における全国レベルでの CDI による超過費用は 1 億 6310 万ユーロと推計され、このうち 12.5%は再発に起因するものであった。

結論
フランスでは CDI による経済的負担は甚大であり、医療制度に直接的な影響を及ぼしている。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
近年、CDI は EU 諸国では強毒株 BI/NAP/01 が主流であり、フランスでも発生率は患者 10,000 人あたり 2.2(2009 年)から 3.6(2012 年)と増加している。CDI 発生にかかわる費用は在院日数の増加、再入院、検査コスト、治療にかかる費用として考えられる。今回は、CDI の発生とその再発による超過費用が莫大であることが証明され、感染予防対策と再発予防の重要性を再確認することとなった。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.