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EN 12791による「残存有効成分」を含有する手術用擦式アルコール製剤の持続的有効性の欠如

Lack of sustained efficacy for alcohol-based surgical hand rubs containing ‘residual active ingredients’ according to EN 12791

G. Kampf*, A. Kramer, M. Suchomel
*Infection Control Solutions, Germany

Journal of Hospital Infection (2017) 95, 163-168


世界保健機関は、手術時手指消毒法に「持続的効果」を有する擦式製剤の使用を推奨している。本総説の目的は、クロルヘキシジングルコン酸塩(CHG)、エチル硫酸メセトロニウムやオルトフェニルフェノールなどの非揮発性「有効成分」を含有するいずれかの擦式アルコール製剤が、手術時手指消毒用としてそうした持続的効果を示すかどうかを検証することである。EN 12791 に従った試験を特定するため文献を検索した。公表されたデータセットを解析し、標準手法と比較していずれかの製剤で 3 時間後に優越した効果(P < 0.01)が認められるかどうかを検証した。70%イソプロパノールまたは 61%エタノール中に 0.5%および 1% CHG を含有する製剤では、3 時間後に優越性が認められなかった。45%イソプロパノールおよび 30% n-プロパノール中に 0.2%エチル硫酸メセトロニウムを含有する製剤でも、1 分間(1 データセット)、現在推奨されている 1.5 分間(14 データセット)、2 分間(1 データセット)使用した場合、優越性が認められなかった。3 分間使用した場合、7 データセット中 3 データセットで、これらの製剤で優越性が認められた。78.2%エタノール中に 0.1%オルトフェニルフェノールを含有する擦式製剤も、推奨されている 1.5 分間使用した場合、標準治療と比較して優越性が認められなかった。アルコールなどの明確な有益性のある殺生物剤への皮膚曝露および殺生物剤の環境への排出を制限することは妥当かつ責任あることのようである。擦式製剤に着色料や香料を避けることと同様に、明確な有益性はないがリスクの可能性がある「有効」な物質を含有する製剤は、同水準の抗菌活性、皮膚忍容性、使用者受容性を持つ代替製剤が利用可能な場合、避けるべきである。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
持続効果の期待できる消毒薬を含有した擦り込み式アルコール製剤の持続的効果に関するレビューである。含有により必ずしも効果の優越性があるわけではないことに加え、使用時間が優越性に影響することはとても興味深い。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.