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飲用水限外ろ過用給水口フィルターの実験的比較

Experimental comparison of point-of-use filters for drinking water ultrafiltration

M. Totaro*, P. Valentini, B. Casini, M. Miccoli, A.L. Costa, A. Baggiani
*University of Pisa, Italy

Journal of Hospital Infection (2017) 96, 172-176


背景
シュードモナス(Pseudomonas)属菌、レジオネラ(Legionella)属菌などの水系病原体は、化学的消毒にもかかわらず病院用水ネットワークに残存する可能性がある。給水口ろ過法は、そうした病原体への曝露にさらされている高リスク区域において利用できる物理的制御策である。新技術により、フィルターの寿命が延長し、水の限外ろ過用に蛇口部中空糸フィルターが利用できるようになっている。

目的
冷水に使用する有効期限内の給水口フィルターを比較すること。

方法
蛇口部中空糸フィルター(フィルター A)、シャワー部中空糸フィルター(フィルター B)、蛇口部膜フィルター(フィルター C)は、標準的細菌株(緑膿菌[Pseudomonas aeruginosa]DSM 939 およびブレバンディモナス・デミニュータ[Brevundimonas diminuta]ATCC 19146)を用いた異なる 2 組の試験において汚染が認められ、採水口に設置された。毎日、各蛇口から水 100 L を流した。流す前後に、水 250 mL を採取し、微生物分析を行った。

結果
フィルター C には高い微生物保持能力があった。フィルター B は少数の Brevundimonas 属菌のみを放出した。一方、フィルター A では両微生物の保持不良が示された。

結論
中空糸フィルターは良好な微生物保持を示さなかった。採水口フィルターはすべて、その効果を確保するため構造パラメータの適切なメンテナンスが必要である。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
病院内の給水設備の水まわりには多数の日和見感染病原体が存在しているが、完全に給水系統全体を消毒することは不可能である。給水の蛇口にフィルター(0.2μmのポアサイズ)を装着することで細菌を濾過し、給水される水を無菌化することができ、免疫能低下患者へも簡便に無菌的な水を供給できる。これまでのフィルターは使用期限が短く、流量も不十分で、さらに経費もかさむというデメリットが大きい。本論文では、長期使用の可能なフィルターについて検討したが、フィルター毎にその性能が異なるため、定期的に濾過性能が維持されているかの評価を実施する必要がある。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.