JHIサマリー日本語版トップ

レーティング:[監訳者による格付け]
★★…是非読むことをお勧めする論文 ★…読むことをお勧めする論文

Clip to Evernote

Nosocomial Pneumonia Mortality Prediction(NPMP)モデルと標準的な死亡予測ツールとの比較

Comparison of the Nosocomial Pneumonia Mortality Prediction (NPMP) model with standard mortality prediction tools

M. Srinivasan*, N. Shetty, S. Gadekari, G. Thunga, K. Rao, V. Kunhikatta
*Manipal University, India

Journal of Hospital Infection (2017) 96, 250-255


背景
院内肺炎の重症度または死亡の予測は、医師らが患者のトリアージを効果的に行う助けとなる可能性がある。

目的
院内肺炎患者の集中治療室(ICU)での死亡を予測する様々な重症度評価スコアリングシステムを比較すること。

方法
インド、マニパルの大学附属第 3 次病院で前向きコホート研究を実施した。ICU に入室し、入室後 48 時間以降に肺炎を発症した院内肺炎患者 100 例を対象とした。同病院で開発した Nosocomial Pneumonia Mortality Prediction(NPMP)モデルを Acute Physiology and Chronic Health Evaluation II(APACHE II)、Mortality Probability Model II(MPM72 II)、Simplified Acute Physiology Score II(SAPS II)、Multiple Organ Dysfunction Score(MODS)、Sequential Organ Failure Assessment(SOFA)、Clinical Pulmonary Infection Score(CPIS)、Ventilator-Associated Pneumonia Predisposition, Insult, Response, Organ dysfunction(VAP-PIRO)と比較した。データおよび臨床的変数は肺炎の診断日に収集した。本研究の評価項目は ICU 死亡率とした。各スコアリングシステムの感度および特異度は、受信者動作特性(ROC)曲線のプロットおよび各死亡予測ツールの ROC 曲線下面積の算出によって解析した。

結果
ROC 曲線下面積により評価した NPMP、APACHE II、SAPS II、MPM72 II、SOFA、およびVAP-PIRO の識別能は同程度であり、容認可能であることが見出された。上記スコアの AUC 値は 0.735 ~ 0.762 であった。CPIS および MODS は識別能が最も低かった。

結論
NPMP は、院内肺炎患者の感染による死亡を予測する特異的なツールであり、他の標準スコアに匹敵する。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
自施設で開発した評価指標とな様々な標準的評価指標を用いた院内肺炎の重症度または死亡の予測について、比較した論文である。結果にそれほどの違いがないのであれば、よりばらつきの少ない、簡便な指標はどれなのかについては、論じられていなかった。

JHIサマリー日本語版トップ

サイト内検索

Loading

アーカイブ

最新のコンテンツ

Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.