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2013 年から 2014 年のインフルエンザシーズン中に target-enriched multiplex PCR 法が患者のアウトカムおよび費用に及ぼした影響

Effect of target-enriched multiplex polymerase chain reaction on patient outcomes and costs during the 2013-14 influenza season

A. Hassoun*, M.D. Huff, E. Asis, K. Chahal, A. Azarbal, S. Lu
*Alabama Infectious Disease Center, USA

Journal of Hospital Infection (2017) 96, 366-370


米国疾病対策センターは、インフルエンザ A(H1N1-09)の検出に、最初にインフルエンザ迅速診断検査を行うことを推奨している。患者 246 例の鼻咽頭からのサンプルについて、target-enriched multiplex polymerase chain reaction(PCR)法により H1N1-09 の検査を行い、うち 163 例では合わせて迅速診断検査法による検査も行った。target-enriched multiplex PCR 法を参照基準とした時の迅速診断検査法の感度は18.7%であった。迅速診断検査法で偽陰性であった患者は、オセルタミビル投与が 111 日間、および隔離が 65 日間遅れた。target-enriched multiplex PCR 法で H1N1 陰性であった患者では、抗ウイルス療法が即座に中止され、これにより 408 日間のオセルタミビル投与、および 315 日間の不要な隔離が避けられた。これに伴って削減できた費用は 208,982 米国ドルであった。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
インフルエンザの迅速診断は偽陰性が大きな問題であったが、その実態と弊害については不明であったが、本論文では PCR を基準とすると迅速診断の感度が 20%に満たないことは衝撃的なデータであり、正確な診断は無用な医療費を削減できることを示した点で、その意義は大きい。一方で自然治癒するインフルエンザに対して、高価な診断法を実施することへの抵抗もある。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.