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熱傷患者に対する全身抗菌薬予防投与:システマティックレビュー

Systemic antimicrobial prophylaxis in burn patients: systematic review

G. Ramos*, W. Cornistein, G. Torres Cerino, G. Nacif
*Hospital Cosme Argerich, Argentina

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 105-114


目的
熱傷患者に対する全身抗菌薬予防投与についての研究をレビューすること。

方法
電子データベースを検索して、1966 年から 2016 年の間に、ヒトを対象に全身予防投与について抗菌薬とプラセボまたは介入なしを比較した臨床試験を特定した。

結果
19 件の試験が選択基準を満たした。熱傷後早期の予防投与を、重症でない熱傷患者(6 試験)および重症熱傷患者(7 試験)において評価した。抗菌薬予防投与には、毒素性ショック症候群または熱傷感染症の予防には有効でない(グレード 1C)が、重症熱傷患者および人工換気を要する患者では有効となり得る(グレード 2B)ことが示された。周術期の予防投与は 6 試験で評価されていた。失活組織切除時の抗菌薬予防投与は、ほとんどの熱傷患者にとって利益はない(グレード 2B)が、広範な熱傷を有する患者について推奨を行うだけのエビデンスは不十分である。抗菌薬予防投与は、選択された処置において中間層皮膚移植片の感染症予防にも効果的となり得る(グレード 2B)。

結論
現在得られるエビデンスでは、大部分の熱傷患者の管理における全身抗菌薬予防投与は支持されない。ただし、人工換気を要する重症熱傷患者、および選択された中間層皮膚移植処置において有用となる可能性がある。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
調査対象となった論文の多くは古かったり、症例数が少ないものである。2016 年 Tagamiらの論文は 412 例を検討しており参考になる(人工換気を要する重症熱傷患者の受傷後 28 日死亡率の改善が得られている)。

4 つの主要外科手技後の感染症に対する病院の影響:全州の包括的データを用いた外れ値および手術における件数と成績の関係の分析

Hospital effect on infections after four major surgical procedures: outlier and volume-outcome analysis using all-inclusive state data

L. Furuya-Kanamori*, S.A.R. Doi, P.N. Smith, N. Bagheri, A.C.A. Clements, A. Sedrakyan
*Qatar University, Qatar

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 115-121


背景
病院の手術件数は、主要な外科手技の転帰に直接の影響を及ぼすことが知られている。しかし、このエビデンスが手術部位感染症(SSI)に特に該当するかどうかは不明である。

目的
オーストラリアのニューサウスウェールズ州において、4 つの主要外科手技について手技毎の病院の外れ値(高い SSI 発生率を伴う)を明らかにすること、また外れ値の成績を有する病院を考慮しながら、病院の手術件数が SSI 発生率と関連するかどうかを検討すること。

方法
2002 年から 2013 年の間にニューサウスウェールズ州の施設で 4 つの外科手技(結腸直腸手術、関節置換術、脊髄手術および心臓手術)のいずれか 1 つを受けた成人を組み入れた。4 つの外科手技のそれぞれにおける病院の手術件数を三分位(低、中間および高)にカテゴリー分類した。多変量ロジスティック回帰モデルを構築して、各手技について予想される SSI 発生率を推定した。予想される SSI 発生率を用いて、SSI の間接標準化発生率を算出し、これをファンネルプロットで表して病院の外れ値を特定した。

結果
1 病院が全体における外れ値と同定された(同院で実施された 4 つの手術のうち 3 つについて SSI 率が高かった)一方で、全研究期間を通じて 2 病院が特定の 1 つの手技について外れ値であった。手術件数の少ない施設は、結腸直腸手術については成績が最高で、関節置換術および心臓手術について成績が最低であった。手術件数の多い 1 施設は、脊髄手術が外れ値であった。

結論
ニューサウスウェールズ州において、SSI は主として手技特異的な現象であり、病院特異的な現象ではないようである。病院の手術件数と SSI 発生率との関連は、手術手技によって異なっている。

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監訳者コメント
4 つの手術手技別に見て症例数と SSI 発生率の間に関連性はないが、なぜそうなっているのかについての分析は不十分な論文である。

イングランドおよびアイルランドにおいて高リスク患者に対して PICO 単回使用陰圧閉鎖療法システムを実施した帝王切開における手術部位感染症の調査

A survey of caesarean section surgical site infections with PICO Single Use Negative Pressure Wound Therapy System in high-risk patients in England and Ireland

R.J. Searle*, D. Myers
*Smith & Nephew Advanced Wound Management, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 122-124


本稿では、英国およびアイルランドの 4 病院において体格指数(BMI)高値で帝王切開を受ける患者に対する PICO システムの導入における監査データを報告する。PICO システムを、BMI 35 kg/m2 以上の患者 399 例で帝王切開後の手術創閉鎖に用いた。399 例中 36 例(9.0%)で手術部位感染症(SSI)の徴候が発現し、この発生率は以前に同様の集団で報告された 19.3%という発生率より低かった。再入院率は 0.8%であった。したがって、この高リスク集団において手術創閉鎖に対する PICO システムの使用は、SSI および再入院の発生率低下に関連する可能性がある。

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監訳者コメント
PICO 創傷治療システムは Smith & Nephew 社の製品であり、Negative pressure dressing(NPD)法に使用される。この論文では肥満妊婦の帝王切開後の手術創閉鎖に用いられている。

スコットランドにおける黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)菌血症の強化サーベイランスプログラム:最初の 18 か月間の小児でのデータ

The Scottish enhanced Staphylococcus aureus bacteraemia surveillance programme: the first 18 months of data in children

F. Murdoch*, J. Danial, A.K. Morris, E. Czarniak, J.L. Bishop, E. Glass, L.J. Imrie
*NHS National Services Scotland, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 127-132


背景
2014 年 10 月 1 日に、スコットランドにおける黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)菌血症(SAB)の疫学についてより詳細な理解を得ることを目的として、SAB の全国強化サーベイランスが開始された。16 歳未満の小児と成人について、これまでの研究で疫学的な差が示されているため、個別に分析した。

目的
焦点を絞った改善計画の作成を可能にするため、リスク因子および最もリスクの高い患者集団を同定すること。

方法
国民保健サービス(NHS)スコットランド内の全 NHS 委員会が、義務的強化サーベイランスに参加した。データは、研修を受けたデータ収集者が、スコットランド全体で合意された定義を用いて収集した。

結果
最初の 18 か月間のデータを解析した結果、院内獲得 SAB はデバイスに関連するリスク因子を有する新生児で最も多くみられた一方、市中獲得 SAB は、リスク因子があったとしても少数で、ほとんどが骨または関節の感染症を有する、より年齢が高い小児で認められた。

結論
SAB の強化サーベイランスのデータから、小児集団におけるリスク因子の違い、および SAB の獲得経路の違いが示された。

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監訳者コメント
1 施設のデータだけでは見えないことが、エリア内の複数施設でデータを確認することで明確になることがある。本論文では、1 歳以下では院内獲得が多く、デバイスがリスク因子であったが、1 歳から 15 歳では市中獲得が多く、明確なリスク因子はほとんどなかった。

スコットランドにおける黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)菌血症の強化サーベイランスプログラム:最初の 18 か月間の成人でのデータ

The Scottish enhanced Staphylococcus aureus bacteraemia surveillance programme: the first 18 months of data in adults

F. Murdoch*, J. Danial, A.K. Morris, E. Czarniak, J.L. Bishop, E. Glass, L.J. Imrie*
*NHS National Services Scotland, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 133-139


背景
黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)菌血症(SAB)は、国民保健サービス(NHS)スコットランド内で報告される血液培養陽性の原因のうち、大腸菌(Escherichia coli)に次いで 2 番目に多い。2001 年以降、スコットランドでは、臨床検査によるサーベイランスが義務化されている。

目的
SAB 症例の疫学と、医療関連の発症および真の市中発症に関連するリスク因子を理解すること。これらの因子、およびリスクが最も高い患者集団を同定することで、焦点を絞った改善計画の作成が可能となる。

方法
NHS スコットランド内のすべての NHS 委員会が、義務的強化サーベイランスに参加した。データは、研修を受けたデータ収集者が、スコットランド全体で合意された定義を用いて収集した。

結果
2014 年 10 月 1 日から 2016 年 3 月 31 日までの間に、計 2,256 件の成人での SAB エピソードが同定された。血液培養は58 の病院、および 15 のスコットランド保健委員会にわたって実施された。データから、SAB 症例全体の約 3 分の 1 が、真の市中症例であることが明らかになった。血管アクセス装置は、依然として、医療を受ける人で最も多く報告される獲得経路であり(25.7%)、皮膚および軟部組織のリスク因子は、すべての感染源で認められた。市中症例に特異的な有意なリスク因子は、違法薬物の注入であった。


結論
SAB を減少させるための改善計画では、病院の医療現場以外にも対象を広げるべきである。

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監訳者コメント
スコットランドで 2014 年から2016 年に実施された強化 MRSA 血流感染強化プロブラムによる成人のデータ解析の結果をまとめた論文である。血流感染の 3 分の 1 が市中での感染であり、違法薬物投与に関連するものが多いという結果から、血流感染の防止はいわゆる感染対策では足りず、公衆衛生の問題であることが見えてきた。

嗅覚探知犬によるクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)の環境的リザーバの同定:予備的評価

Identifying environmental reservoirs of Clostridium difficile with a scent detection dog: preliminary evaluation

E. Bryce*, T. Zurberg, M. Zurberg, S. Shajari, D. Roscoe
*Vancouver Coastal Health, Canada

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 140-145


背景および目的
患者のクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)を探知するよう訓練した犬についての論文をきっかけに、我々の施設では、犬の、設備および表面の C. difficile の臭いを探知する能力を評価し、清掃の補助的手段の戦略的導入に役立てた。

方法
薬物および爆発物嗅覚探知犬のハンドリングの専門家が、C. difficile の純粋培養および/または C. difficile 陽性の便標本の臭いを同定できるよう犬を訓練した。薬物および爆発物探知犬の評価に使用される方法を採用し、以下の 2 点を評価した。(1)臭いの識別。C. difficile の臭いをつけたガーゼを入れた(陽性)容器と、入れない(陰性)容器を使用した。(2)探索能力。模擬病室に臭いをつけたガーゼを隠した。犬が C. difficile の臭いを正確かつ確実に探知できることを確認後に、臨床エリア全域の正式の評価を開始した。

結果
臭いの識別(容器数 75 個)は、感度 100%、特異度 97%であった。探索能力は、犬と訓練者の疲労がパフォーマンスに影響した 1 部屋の結果を除外後に、感度 80%、特異度 92.9%であった。臭いの識別と探索能力を合わせた、全体としての感度は 92.3%、特異度は 95.4%であった。5 か月間に行った臨床ユニットの探索では、感度 100%で、品質管理用陽性標本の隠し場所で警告が発せられた。また、これらの臨床ユニットの探索では、総探索日数 49 日間に、83 の警告が発せられた。

結論
環境感染源からの C. difficile の臭いを、正確かつ確実に探知するよう犬を訓練することで、清掃の補助的手段の最適な導入に役立てることが可能であり、感染制御の品質管理プログラムにこれらの犬を問題なく組み入れることが可能である。

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監訳者コメント
訓練によりクロストリジウム・ディフィシルの匂いを嗅ぎ分けることができる犬(スプリンガー・スパニエル)を感染対策、特に環境整備プログラムに役立てることについての可能性を検討したカナダの論文である。訓練された犬が病院の中、病室の中に入り込むことが受け入れられている状況があって、成立する取り組みであると思われた。

脊髄損傷患者における抗菌薬の使用と抗菌薬関連下痢症の有病率:国際多施設研究

Use of antibiotics and the prevalence of antibiotic-associated diarrhoea in patients with spinal cord injuries: an international, multi-centre study

S. Wong*, P. Santullo, S.P. Hirani, N. Kumar, J.R. Chowdhury, A. García-Forcada, M. Recio, F. Paz, I. Zobina, S. Kolli, C. Kiekens, N. Draulans, E. Roels, J. Martens-Bijlsma, J. O’Driscoll, A. Jamous, M. Saif
*Stoke Mandeville Hospital, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 146-152


背景
脊髄損傷患者における抗菌薬の使用、および抗菌薬関連下痢症の範囲については、ほとんど分かっていない。

目的
脊髄損傷患者において、抗菌薬の使用を記録し、抗菌薬関連下痢症およびクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)感染症(CDI)の有病率を明らかにし、抗菌薬の使用および抗菌薬関連下痢症の発生率に季節変動があるかを評価すること。

方法
2014 年 10 月から 2015 年 6 月までの間に、欧州の脊髄損傷センター 6 施設において、後向き研究を行った。抗菌薬関連下痢症は、24時間に水様便が 2 回以上あることと定義した(Bristol Stool Scale のタイプ 5、6、または 7)。

結果
計 1,267例の成人脊髄損傷患者(年齢の中央値 54 歳、女性 30.7%、四肢麻痺 52.7%、完全型脊髄損傷 59%)を本研究に含めた。抗菌薬を使用中であった患者 215 例(17%)における抗菌薬の適応症の上位 3 つは、尿路感染症(UTI)、感染性褥瘡、およびその他の皮膚感染症であった。この 215 例中 32 例の患者(14.9%)が抗菌薬関連下痢症を発症し、研究対象集団全体で 2例の患者(1,267例中 2例、0.16%)が CDI を発症した。抗菌薬関連下痢症は、夏季のほうが、春季、秋季または冬季よりも多かった(それぞれ、30.3%対 3.8%、7.4%、および 16.9%、P < 0.01)。抗菌薬関連下痢症は、65 歳以上であること、四肢麻痺、体格指数(BMI)が高いこと、低アルブミン血症、多剤併用、複数の抗菌薬の使用、およびハイリスクの抗菌薬の使用と関連した。夏季、冬季、および男性であることが、抗菌薬関連下痢症発症の独立予測因子として同定された。

結論
この調査から、脊髄損傷患者で抗菌薬関連下痢症が多いこと、および UTI が感染の原因として最も多いことが分かった。夏季、冬季、および男性であることは、抗菌薬関連下痢症の特異的な予測因子である。抗菌薬関連下痢症および UTI は、場合によっては予防可能である。したがって、抗菌薬の過剰使用の回避と、院内感染制御策を改善するストラテジーの構築に、より一層注力すべきである。

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監訳者コメント
脊髄損傷患者は患者背景として抗菌薬が投与されやすく、そのため CDI を発症するリスクが高いことが想像される。脊髄損傷患者や神経内科や脳神経外科、長期療養施設など感染症診療や感染対策が充実していない病棟や施設に存在することが多いため、CDI や抗菌薬関連下痢症に関する啓発を進めることが重要である。

イングランドの 4 地域からの健常人におけるクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)およびHungatella hathewayiの市中保菌率の調査

Investigation of community carriage rates of Clostridium difficile and Hungatella hathewayi in healthy volunteers from four regions of England

S.E. Manzoor*, C.A.M. McNulty, D. Nakiboneka-Ssenabulya, D.M. Lecky, K.J. Hardy, P.M. Hawkey
*Heart of England Foundation Trust, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 153-155


2013 年 12 月から 2014 年 7 月までの間に、イングランドの 4 地域からの症状のない健常人 1,365 例の便標本について、クロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)のスクリーニングを行った。健常人における C. difficile の保菌率は 0.5%で、既報の数値よりも低かった。本研究から、英国の健常集団において、C. difficile の真の市中リザーバはきわめて少なく、よって、病院で診断される感染のリザーバとなる可能性は低い。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
(注)Hungatella hathewayi は、2001 年に人の糞便から検出された新種の細菌で当初はClostridium hathewayi と命名されたが、2014 年に Hungatella hathewayi と改名された。C. difficile と比べ、H. hathewayi に関する報告はほとんどなく、その病原性や保菌率についてはほとんど分かっていない。アブストラクトには記載されていないが、本検討では H. hathewayiC. difficile と比べて検出率は高かったが、病原性は乏しいと考えられたとある。

院内水道水汚染:従来および「抗菌」の排出口金具における緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の生存および持続

Contamination of hospital tap water: the survival and persistence of Pseudomonas aeruginosa on conventional and ‘antimicrobial’ outlet fittings

C.F. Hutchins*, G. Moore, K.-A. Thompson, J. Webb, J.T. Walker
*Public Health England, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 156-161


背景
緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)感染は、院内蛇口汚染と関連付けられ、蛇口の排出口金具がバイオフィルムの住処となる可能性が強調されてきた。緑膿菌は、汚染された清掃用クロスを介して排出口金具に伝播する場合がある。提唱されている措置には、洗浄レジメンおよび排出口金具の代替デザインがある。

目的
汚染された清掃用クロスから従来の排出口金具および「抗菌/抗バイオフィルム」の排出口金具への緑膿菌の伝播を調査し、この汚染が持続し、さらに水道水汚染につながるかどうかを明らかにすること。

方法
緑膿菌に汚染したマイクロファイバークロス(108 cfu/mL)で 4 種類の排水口金具(1 つは従来のデザイン[OF-A]、残りの 3 つは「抗菌」および/または「抗バイオフィルム」として市販されているデザイン[OF-B、-C、-D])を拭いた。排水口金具を実験用給水システムに最長 24 時間取り付けた。培養によって生存状況を評価した。1つおよび複数の水の試料を採取し、緑膿菌を培養した。

結果
クロスから排水口金具に伝播した緑膿菌数の中央値は、5.7 × 105 cfu(OF-A)、1.9 × 106 cfu(OF-B)、1.4 × 105 cfu(OF-C)、および 2.9 × 106 cfu(OF-D)であった。24時間中にすべての排水口金具で細菌数が減少し、log 値の減少値は 3.5(OF-C) ~ 5.2(OF-B)であった(P > 0.05)。排水口金具の汚染直後に採取したすべての水試料で緑膿菌が認められ、細菌数は 10 cfu/100 mL 以上であった。OF-A から採取した水の汚染は、洗浄を継続しても持続した。OF-B から採取した水では、1回目の洗浄後以降、緑膿菌は検出されなかった。

結論
清掃用クロスの汚染によって、緑膿菌が排出口金具に伝播し、水道水の汚染につながる可能性がある。「抗菌/抗バイオフィルム」の排出口金具は、汚染の可能性を排除できないが、排水口から出る水が緑膿菌に継続的に汚染されることを防ぐと考えられる。

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監訳者コメント
抗菌/抗バイオフィルム製品の有効性を検証した論文である。「抗菌」などの言葉に惑わされず、それが実際にどのような効果があり、日常の感染対策にどのように活用できるのか、感染対策担当者として科学的な視点から関わる必要性を示唆する論文である。

in-vitro バイオフィルムにおける緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の高濃度過酢酸消毒に対する耐性★★

Tolerance of Pseudomonas aeruginosa in in-vitro biofilms to high-level peracetic acid disinfection

A.B. Akinbobola*, L. Sherry, W.G. Mckay, G. Ramage, C. Williams
*University of the West of Scotland, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 162-168


背景
バイオフィルムは、汚染除去処理の過失を特定できない場合、可変式内視鏡の消毒失敗の一因として示唆されてきた。この説を検証するため、緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)の浮遊集合体およびバイオフィルム形成集合体に対する過酢酸の活性を評価した。過酢酸は可変式内視鏡の再処理で広範に使用されている消毒薬の一つである。

目的
緑膿菌バイオフィルムの高濃度過酢酸消毒に対する生存能力を検討すること。

方法
24、48、96 および 192 時間後の緑膿菌の浮遊細胞およびバイオフィルムの過酢酸に対する感受性を、レサズリンによる細胞生存率測定法および平板菌数計数法を用いて緑膿菌の生存能力を推定することにより評価した。また、緑膿菌バイオフィルムのバイオマスをクリスタルバイオレット法によって定量した。3.0 g/L のウシ血清アルブミン(BSA)の存在下で 5 ~ 30 ppm の濃度の過酢酸を用いて緑膿菌の浮遊細胞を 5 分間処理をした。また、緑膿菌のバイオフィルムも、様々な濃度の過酢酸(100 ~ 3,000 ppm)で 5 分間処理をした。

結果
緑膿菌の浮遊細胞は、20 ppm の過酢酸で根絶されたが、バイオフィルムは、時間の経過に伴い、過酢酸に対する耐性を示し、96 時間後のバイオフィルムは、2,500 ppm の濃度の過酢酸でのみ根絶された。

結論
96 時間後の緑膿菌のバイオフィルムは、2,000 ppm の過酢酸による 5 分間の処理後も生存した。この濃度は、一部の内視鏡用洗浄・消毒液で使用されている実用的な濃度である。このことから、可変式内視鏡の内腔にバイオフィルムが形成された場合、内視鏡の消毒ができない可能性があることが示された。

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監訳者コメント
現在、高水準消毒薬としては、過酢酸、グルタラール、オルソフタルアルデヒド等が使用されている(海外では二酸化塩素、過酢酸添加過酸化水素も)。バイオフィルムを形成した菌は、バイオフィルムにより守られるため消毒剤抵抗性となることは以前から知られている。また、内視鏡を介した病院内感染は不適切な消毒洗浄が原因であり、内視鏡外壁の傷に付着した有機物あるいは管腔内に菌が付着しバイオフィルムを形成することにより、洗浄消毒が不完全となる。過酢酸といえども、十分に洗浄できずにバイオフィルム形成に至った場合には、通常使用する濃度の 100 倍でも緑膿菌は死滅しない。消毒前の十分な物理的洗浄による有機物の除去の重要性を改めて示している。

イタリアの腎臓病病棟の透析用水処理設備の微生物学的および化学的汚染の評価と制御

Evaluation and control of microbial and chemical contamination in dialysis water plants of Italian nephrology wards

M. Totaro*, B. Casini, P. Valentini, M. Miccoli, S. Giorgi, A. Porretta, G. Privitera, P.L. Lopalco, A. Baggiani
*University of Pisa, Italy

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 169-174


背景
血液透析を受けている患者は大量の透析液に曝露している。イタリア腎臓病学会は、患者の安全性を確保するための指針および透析用水・透析液の微生物学的水質基準を発表した。

目的
微生物学的および化学的ハザードを特定し、透析用水設備の消毒処理の質を評価すること。

方法
2015 年から 2016 年、イタリアにある病院の透析室(透析床数計 162 床)の水道設備および透析用水処理設備(閉鎖ループ配管およびオンラインモニター)から毎月試料を採取し、イタリア腎臓病学会の指針で規定されたパラメータを測定した。塩素化された飲料水を逆浸透により脱塩素処理した後、閉鎖ループに配給し、すべてのオンラインモニターで情報を収集した。すべての透析用水処理設備で過酢酸による消毒を毎月実施した。

結果
24 か月間の研究実施期間中、透析用水処理設備 9 カ所中 7 カ所(78%)は、調査したすべてのパラメータの結果が陰性であった。2015 年 1 月から 3 月に透析用水処理設備 1 カ所の閉鎖ループでバークホルデリア・セパシア(Burkholderia cepacia)による汚染が検出された。2016 年 3 月から 5 月には、別の透析用水処理設備 1 カ所の閉鎖ループで緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)が分離された。これらの微生物汚染は、次亜塩素酸ナトリウムおよび過酢酸によるショック消毒(訳者注:通常は月 1 回であるが、汚染時に実施する臨時消毒で、隔週毎に計 3 回、塩素消毒と過酢酸による消毒をおこなう)に続く水洗浄で根絶された。

結論
以上の結果から、透析用水の化学的および物理的消毒方法の重要性が裏付けられた。透析室が有する水処理設備において制御策を継続的に実施することによって、すべての透析患者の微生物リスクが確実に軽減される。

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監訳者コメント
この数年で世界での血液透析患者は増加し、透析膜経由で曝露される水の量は毎週 400 ~ 600 L とされている。透析患者は糖尿病、循環器疾患、高血圧などの合併症を併発しており、副次的な障害が起こりやすいため、透析のための水の品質の担保は重要であるが、その認知は十分とは言えない。病院では日和見病原体が、透析液製造機や透析器などの水を使用する設備や機器で増殖することがある。大腸菌、緑膿菌、アシネトバクター、セパシアなどのグラム陰性桿菌や真菌、時に原虫が透析機器に定着増殖し、バイオフィルムを形成するため消毒剤に抵抗性である。また、エンドトキシンは炎症性サイトカインを誘導し急性症状を引き起こし、透析関連の合併症を引き起こす。透析用の水の品質管理は極めて重要である。

過酸化水素および銀イオンを用いる自動環境消毒 対 次亜塩素酸ナトリウムを用いる用手環境消毒:多施設共同無作為化前後比較試験

Automatic environmental disinfection with hydrogen peroxide and silver ions versus manual environmental disinfection with sodium hypochlorite: a multicentre randomized before-and-after trial

D. Mosci*, G.W. Marmo, L. Sciolino, C. Zaccaro, R. Antonellini, L. Accogli, T. Lazzarotto, M. Mongardi, M.P. Landini
*Scientific Society of Infection Control Nurses, Italy

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 175-179


背景
自動消毒の新技術が開発されており、特定の機器により蒸気化した過酸化水素を関連する銀化合物とともに使用する方法もその一つである。

目的
中温菌汚染(訳者注20℃ ~ 40℃くらいの範囲で発育する菌で、黄色ブドウ球菌、大腸菌、緑膿菌など)の減少およびクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)の存在の有無を評価する場合に、8%未満の過酸化水素および銀イオンを用いる自動消毒システムと 0.5%次亜塩素酸ナトリウムを用いる用手法との効果を比較すること。また、この 2 つの方法に要する時間を評価すること。

方法
本試験は、C. difficile 感染患者がこれまでに使用したさまざまな病棟において実施された多施設共同無作為化試験であった。患者の退室後、その病室を 2 つの消毒法の群に無作為に割り付けた。消毒前と後に、スワブを用いて表面から検体を採取した。スワブ検体を培養し、中温菌汚染の定量的検出および C. difficile の定性的検出を実施した。

結果
消毒前、過酸化水素および銀イオン消毒群の表面の 13%、次亜塩素酸ナトリウム消毒群の表面の 20%で、C. difficile 芽胞の存在が示された。消毒後、過酸化水素および銀イオン消毒群では C. difficile を含む検体は 0%(P < 0.001)、次亜塩素酸ナトリウム消毒群では 3%(P < 0.001)であった。この差は統計学的に有意ではなく、中温菌汚染の減少の差も統計学的に有意ではなかった。

結論
群間差は統計学的に有意ではなかったが、過酸化水素および銀イオンを用いる消毒は、操作者への依存が少ないため望ましい。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
近年、病室での自動消毒技術が開発され、その殺菌効果、安全性、信頼性への評価が多くの文献で報告されている。C. difficile (CD)による病室環境の汚染頻度については、20% ~ 100%と大きく異なるが、ナースコール、ベッドサイドテーブルの水平面など頻繁に手の触れる部分から検出される。CD の芽胞が 5 か月以上環境で生存するため、CD 感染患者の退院後に入室した患者が感染するリスクがあり、退院後の徹底した清掃は重要であるが、次亜塩素酸による環境清拭は個人差が大きいため、確実性に疑問が残る。本論文では、過酸化水素および銀イオンによる自動消毒システムの効果を次亜塩素酸による環境清拭を、CD 患者退室後の病室環境で比較したが、有意差は認められなかった。清拭後の CD 汚染が 3%と過去の報告と比較すると低値であり、次亜塩素酸による環境清拭が個々のスタッフで徹底されていたことが推測される。退室後の環境整備は、個人差のない標準的なレベルで実施されることが必要であり、機器による自動消毒はそのひとつである。

汚染された病室の消毒強化に用いる病室全体の紫外線照射システム 2 つの比較

Comparison of two whole-room ultraviolet irradiation systems for enhanced disinfection of contaminated hospital patient rooms

S. Ali*, S. Yui, M. Muzslay, A.P.R. Wilson
*University College London Hospitals, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 180-184


背景
病室の終末消毒を補完するため、紫外線(UV)光消毒システムの使用がますます増加しつつある。しかし汚染物質の存在下、特にクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)の芽胞に対して、効果は一貫していない。

目的
2 つの全病室UV 消毒システムの効果を、汚染の有無別に3 種類の病院感染病原体について調査すること。

方法
各システムについて、病室 6 室を用手的終末清掃後、UV 照射(強化消毒)した。次いで終末消毒の前後ならびにUV 照射後に患者環境15 カ所のスポットサンプリングを行い、表面汚染を生じている好気性菌のコロニー数を求めた。さらに室内の 5 カ所には、試験用細菌(106 cfu EMRSA-15 変異株 A、カルバペネマーゼ産生肺炎桿菌[Klebsiella pneumoniae]とC. difficileの芽胞(105 cfu、027株)を軽度汚染物質(0.03%ウシ血清アルブミン[BSA])や重度汚染物質(10% BSA)、人工糞便(C. difficile のみ)に加えて作成したステンレス鋼円板(生物学的指標試験片)を設置し、各システムの効果を評価した。

結果
UV 消毒により、終末清掃後、14 カ所中 8 カ所(57%)および 14 カ所中 11 カ所(79%)において汚染が除去された。両システムとも、軽度汚染状態でメチシリン耐性黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)および肺炎桿菌は 4 ~ 5 log10程度減少した。重度汚染が存在する場合には、log10 減少値はより小さくなり、変動がみられた。C. difficile の芽胞は、軽度汚染において0.1 ~ 4.8 log10 ほど減少したが、重度汚染ではこれほどの減少は得られなかった。

結論
終末消毒は、UV 消毒前にすべての表面に対して実施すべきである。今後、各病室のレイアウトにおける最適な位置決め、および微生物の除去に十分なサイクル時間の決定を目的とした院内検証試験を考慮すべきである。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
病室への UV 照射は、一部を除いてなかなか実用化されてこなかった。患者在室時には使用できない、物陰になると効果がない、終末清掃後でないと使用しにくいといった理由からである。病院環境を介した耐性菌、C. difficile の伝播が大きく懸念される現在、清掃を補う意味において、UV 照射の実用性を再評価するのは意義のあることと思われる。

タイにおいて環境および臨床検体から分離されたステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)に関する分布と特性の評価

Distribution and characterization of Stenotrophomonas maltophilia isolates from environmental and clinical samples in Thailand

P. Paopradit*, K. Srinitiwarawong, N. Ingviya, K. Singkhamanan, V. Vuddhakul
*Prince of Songkla University, Thailand

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 185-191


背景
ステノトロホモナス・マルトフィリア(Stenotrophomonas maltophilia)は、特に悪性腫瘍に罹患または長期間入院している免疫不全患者において、重大な日和見病原体となっている。タイでは、この細菌に関する情報は明らかになっていない。

目的
タイ南部にある Songklanagarind Hospital において、環境および臨床検体由来のS. maltophilia について表現型と遺伝子型を調査すること。

方法
3 病棟のさまざまな環境由来サンプル、7 病棟の臨床サンプルから S. maltophilia の分離株を収集した。ディスク拡散法によって感受性試験を行うとともに、E-test によって最小発育阻止濃度(MIC)を決定した。分離株の遺伝子型はパルスフィールド・ゲル電気泳動により判定した。

結果
環境由来の S. maltophilia の大多数はシンクの排水管(67.5%)から、次いで飲用水(18.7%)、水道水(7.5%)から得られた。臨床分離株は主に喀痰から得られた(全分離株の 56.2%)。抗菌薬耐性は環境分離株よりも臨床分離株のほうに多かった。Co-trimoxazole への耐性は sul1 遺伝子の存在と関連していた。シプロフロキサシンおよび co-trimoxazole の MIC 値は、ディスク拡散法から得られた結果と密接に相関していた。DNA プロファイル解析により、高度な多様性を有する 7 クラスターが分離株中に認められた。

結論
環境分離株と臨床分離株には遺伝子型の関連性は認められなかった。したがって本菌の獲得自体は病院外で生じたのかもしれない。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
これまでS. maltophiliaの臨床分離株および環境由来株は非常に多様性に富んでいることが、各国からの報告で明らかとなっている。既に MLST 法も開発されており、国際的な多施設検討と、有意なクローンが存在した場合の病原性や伝播性に関する特性の追求が望まれる。

医療現場における緑膿菌(Pseudomonas aeruginosa)水質検査を実施すべき場所

Where to do water testing for Pseudomonas aeruginosa in a healthcare setting

M.I. Garvey*, C.W. Bradley, E. Holden, M. Weibren
*Queen Elizabeth Hospital Birmingham, Edgbaston, UK

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 192-195


緑濃菌(Pseudomonas aeruginosa)は、院内の給水設備に広く存在している重大な院内感染の原因微生物である。英国保健省の Health Technical Memorandum 04-01 は、外来患者の透析室など重点的にケアを行う箇所で水質検査を推奨することによってもたらされるリスクについて述べている。本稿では、教育病院 2 施設がいかに外来血液透析患者のリスクについて個々に精査し、同じ結論を導き出したかについて考察する。緑膿菌の感染エピソードが最も多く認められたのは救命治療科であり、次いで熱傷科、血液内科が多く、血液透析科が最も少なかった。これらの結果に基づき、救命治療科、熱傷科、血液内科などの領域では水質検査を実施すべきであり、外来血液透析では実施すべきでないことを提案する。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
緑膿菌感染のリスクが医療機関内のどの部門・箇所で相対的に高く、かつ環境因子が大きく関与しているかどうか評価することは、個々の医療機関における本菌の感染制御上、非常に重要である。この意味において、給水中の緑膿菌検査実施の要否も左右されるであろうが、検出された場合の解釈と対応については、難しい点をはらむ。部門それぞれの状況とリスクを、詳細かつ総合的に勘案した対応が、求められるといえる。

実際の状況下での自己消毒表面と黄色ブドウ球菌(Staphyloccocus aureus)ATCC 6538 に対する作用

Self-disinfecting surfaces and activity against Staphyloccocus aureus ATCC 6538 under real-life conditions

C. Brühwasser*, H. Heinrich, C. Lass-Flörl, A. Mayr
*Medical University of Innsbruck, Austria

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 196-199


環境表面汚染は、感染症を引き起こす病原体のリザーバとなる可能性がある。そのため、外因性伝播を減少させる目的で自己消毒表面が開発されている。実際の状況下での黄色ブドウ球菌(Staphyloccocus aureus)ATCC 6538 に対する作用について、乾燥接種法を用いて 5 種の異なる自己消毒表面を評価したところ、さまざまな抗菌効果が認められた。しかし、アルコールワイプを用いて消毒してしまうと、このような効果は消滅した。医療現場において自己消毒表面が消毒薬に曝露されないことを保証するのは不可能であるため、病院用消毒薬の存在下においても自己消毒表面が安定であるよう、さらなる開発が必要である。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
現在、様々な自己消毒表面が開発されているが、特に清掃後や消毒薬使用後といった状況で、それが安定的に抗菌作用を示すかどうかは不明である。本研究では調査した 5 種類のうち、長時間作用が持続したのは 1 種類であった。被検菌が S. aureus のみである、方法が中和剤を含まないRODAC プレート法であったという限界はあるものの、今後の検討と改良・開発につながる重要な情報といえる。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.