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医療センター内で捕獲されたトコジラミ(Cimex lectularius)の生育ステージの分析から、トコジラミ持ち込みの実数は過少報告されていることが示唆される★★

Analysis of the life stages of Cimex lectularius captured within a medical centre suggests that the true numbers of bed bug introductions are under-reported

J.M. Sheele*, E. Barrett, D. Dash, G.E. Ridge
*University Hospitals Cleveland Medical Center and Case Western Reserve University, USA

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 310-312


医療機関内でのトコジラミの疫学についてはほとんど分かっていないが、自然環境下では若虫が優勢である。本研究では医療センター内で捕獲したトコジラミの生育ステージを決定したが、ステージが進んだトコジラミの方が、より若い個体よりも、捕獲される割合が高いことが判明した。さらに捕獲された初齢幼虫、3 ~ 5 齢幼虫、および雌成虫の数は、自然環境下で認められた各生育ステージの個体数と有意に異なった(P < 0.01)。相当数の若齢のトコジラミが医療センター内へ持ち込まれており、病院スタッフに見逃されている可能性がある。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
医療機関内にトコジラミ(南京虫)が持ち込まれているとの指摘は、重大な意味を持つ。近年本邦でもピレスロイド系殺虫剤に対する抵抗性を獲得したトコジラミが、宿泊施設や一般家庭での急増していると報告されており、医療機関内での発生及び患者発生について十分警戒しておかねばならない。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.