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オートクレーブ不可能な新規の内視鏡包装処理システムの評価:最初の微生物学的サンプル 100 個の結果

Evaluation of a new packaging process for non-autoclavable endoscopes: results for the first 100 microbiological samples

C. Minebois*, P. Saviuc, J. Shum, P. Tuvignon, I. Pelloux, M.-P. Brenier-Pinchart, C. Landelle, M.-R. Mallaret
*Centre Hospitalier Universitaire Grenoble-Alpes, France

Journal of Hospital Infection (2017) 97, 333-337


背景
新規の内視鏡包装処理システム(SureStore®、Medical Innovations Group)は、自動内視鏡洗浄装置(AER)による洗浄および消毒処理直後の内視鏡に対して行うものであるが、これにより内視鏡を最長 15 日間保管することが可能になる。

目的
本包装処理後の消化管内視鏡から採取したサンプルにおける微生物学的な質を記述すること。

方法
フランスの大学病院において、保管されていた消化管内視鏡 38 本の微生物学的サンプル採取を用いて、3 か月間の前向き研究を実施した。遵守率(25 コロニー形成単位以下で病原性微生物が検出されないサンプルの割合)および無菌サンプル率(微生物が検出されないサンプルの割合)を算出した。次いで多変量解析を実施し、無菌状態の維持に関連する因子を明らかにした。

結果
保管されていた内視鏡から 100 個のサンプルを採取した。保管日数は、サンプル 31 個が 3 日以内、34 個が 3 日から 7 日、35 個が 7 日から 15 日後であった。遵守率は 98%、無菌サンプル率は 60%であった。AER での処理終了から包装処理までの期間のみが無菌サンプル率と有意に関連した(P = 0.02)。無菌サンプル率は、AER による処理終了から包装処理までに 2 時間を超えて経過していた場合は、処理終了から 1 時間以内の場合と比較して、17 倍低下した(P = 0.04)。

結論
SureStore® プロセスは、最長 15 日間保管した内視鏡から採取したサンプルにおいて、満足できる遵守率(98%)を維持できるようである。包装処理の遅れが 1 時間を超えると無菌サンプル率が低下するため、それ以上遅れてはならない。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
回路内を処理後に真空保管する方法で、滅菌処理が不可能な既存の内視鏡器具には本システムは福音かもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=BLRlrSja-s8

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.