JHIサマリー日本語版トップ

レーティング:[監訳者による格付け]
★★…是非読むことをお勧めする論文 ★…読むことをお勧めする論文

Clip to Evernote

自動短波長紫外線照射によるエンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)を接種した繊維の汚染除去の有効性

Effectiveness of automated ultraviolet-C light for decontamination of textiles inoculated with Enterococcus faecium

C. Smolle*, F. Huss, M. Lindblad, F. Reischies, E. Tano
*Medical University of Graz, Austria

Journal of Hospital Infection (2018)98, 102-104


医療用繊維は、病院感染伝播の媒介物としての認識が高まっている。本研究では、短波長紫外線(UVC)による自動室内消毒装置(Tru-D Smart UV-C)が臨床環境で、エンテロコッカス・フェシウム(Enterococcus faecium)を接種した繊維のコンタミネーションを除去する性能を検査した。汚染されたポリコットン(ポリエステル 50%/綿 50%)の見本を病室の所定の位置に配布し、UVC に曝露した。UVC によるコンタミネーション除去により E. faecium 数は減少し、平均 log10 減少数は 1.37 であった(すべてP = 0.005、Wilcoxon 符号付順位和検定)。UVC による汚染除去は、病室の医療用繊維の清浄度を維持するために、従来の洗浄に対して実行可能な付加的手段となる可能性がある。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
医療環境で使用されている繊維用品、例えばカーテンは汚染されやすいことが指摘されている。さらに繊維上に付着した細菌は長期に生存することが可能である。最も難しい点は、これらの繊維用品は莫大であり、洗濯、洗浄を適宜行うのは非常に難しいことである。今回の検討での UVC による菌減少効果は、残念ながらそれほど大きなものではなかったが、照射量や時間を含む様々な条件検討がなされ、成績の向上が期待できるかどうか、今後の進展に注目したい。

JHIサマリー日本語版トップ

サイト内検索

Loading

アーカイブ

最新のコンテンツ

Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.