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手指衛生遵守の改善に関して手指消毒剤の剤形(ゲル/泡/液体)と使用量が知覚特性および許容性に及ぼす影響

Impact of hand sanitizer format (gel/foam/liquid) and dose amount on its sensory properties and acceptability for improving hand hygiene compliance

R.E. Greenaway*, K. Ormandy, C. Fellows, T. Hollowood
*Sensory Dimensions Ltd, UK

Journal of Hospital Infection (2018) 100, 195-201


背景
効果的な擦式アルコール製剤および医療従事者による手指衛生ガイドラインの遵守は、医療現場における感染症伝播の予防において重要である。手指衛生ガイドラインの遵守は、教育、擦式アルコール製剤の入手のしやすさ、時間的制約、皮膚の健康状態、および擦式アルコール製剤使用中および使用後の知覚特性に対する使用者の許容性を含む、多くの要因の影響を受ける。

目的
擦式アルコール製剤の剤形(ゲル/泡/液体)および使用量(0.7 mL、1.5 mL、3 mL)が知覚特性および許容性に及ぼす影響を調査し、これが医療従事者の手指衛生遵守にどのように作用するかを検討すること。

方法
記述的知覚分析により、市場をリードする擦式アルコール製剤 10 製品(3 つはゲル、4 つは泡、2 つは液体、1 つはエアロゾル泡)の間で重要な知覚差が証明された。フォーカスグループではこれらの違いを裏付けた。

結果
すべての剤形において、最大使用量はより少ない使用量よりも取り扱いが困難であったため、好まれなかった。泡とゲルは、使用量が多いとよりべたつき、清潔感が少なくなり、乾燥に時間がかかった。液体はより清潔で滑らかで潤い感を与えたが、製品の取り扱いと塗布がより難しいことがこれらの利点を打ち消した。全体的に、ゲルおよび泡の剤形は液体よりも好ましかった。主な好ましい特性には、吸収の速さ、ソフトな/潤いある手触り、べたつかないこと、清潔感、および匂いが少ないことが含まれる。

結論
1.5 mL の使用量は、極端な悪影響を及ぼさずに最も受け入れられる特性をもたらした。泡は液体とゲルの両方の利点をもたらし、これらの利点を組み合わせたより広く受け入れられる剤形であるため、手指衛生遵守向上につながる可能性がある。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
好まれる手指衛生剤の量と剤型に関する論文で、結論としては、1.5 mL くらいの使用量で泡タイプのものが最も好評価であったということである。手指衛生剤メーカーである Deb が本研究のスポンサーというのが若干気になるところではある。手指衛生剤の評価を考えている人は、評価項目を参考にしてはどうだろうか。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.