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日常的ケア活動において微生物伝播をもたらし得るリスク行動:縦断的観察症例研究★★

Risk behaviours for organism transmission in daily care activities: a longitudinal observational case study

M. Lindberg*, B. Skytt, B-M. Wågström, L. Arvidsson, M. Lindberg
*Faculty of Health and Occupational Studies, Sweden

Journal of Hospital Infection (2018) 100, e146-e150


背景
医療スタッフの感染予防行動に関する理解は、長年、医療関連感染症の予防にとって中心的な要素であると見なされてきた。不十分な手指衛生遵守状況および器材/機器/表面の不適切な取り扱いは、微生物伝播を引き起こし得る主要なリスクとなる。状況に応じた諸条件の果たす役割、ならびに医療スタッフの感染予防行動に関するさらなる研究が必要とされる。こうした知識が得られれば、行動を変化させるための新たな介入戦略を開発することが可能になろう。

目的
日常的ケア活動において長期的に微生物伝播をもたらし得るリスク行動を明らかにすること。

方法
患者に関わる活動を実施している医療スタッフに対する非構造化観察を、18 か月にわたり 12 回実施した。

結果
微生物伝播をもたらし得るリスク行動は、日常的ケア活動において頻繁に発生しており、この結果から、その発生は長期的にある程度一定であることが示された。ケア活動の中断は、微生物伝播のリスクを高めることに寄与し、その結果として医療関連感染症につながり得る。

結論
医療関連感染症のリスクを低減するための介入は、以下のことに取り組む戦略に焦点をあてる必要がある:手指衛生遵守率、器材/機器/作業時の服装(プラスチックエプロンの未着用など)/環境表面の取り扱い、ケア活動の中断(医療スタッフの感染予防行動を十分変容可能である場合)。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
医療スタッフの感染予防対策を理解するためには、「行動分析」重要であるにもかかわらず、これまでは手指衛生の観察や介入に注目するあまり、微生物伝播の危険行動の頻度についての分析が十分されていない。行動に影響する因子としては、大きく動機付けと職場環境の 2 つがある。前者は、他人の行動のような社会的刺激、患者ケアの度合い、自己防御の必要性、ポスター掲示などの視覚的合図である。後者は、手指衛生の時間的余裕や利便性、感染予防策の正しい知識、遵守率の情報開示、職場の雰囲気などである。これらの因子を改善することで、行動変容につながり、微生物伝播が減ることが予測される。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.