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医療従事者における中東呼吸器症候群に対する曝露後予防

Post-exposure prophylaxis for Middle East respiratory syndrome in healthcare workers

S.Y. Park*, J.S. Lee, J.S. Son, J.H. Ko, K.R. Peck, Y. Jung, H.J. Wooe, Y.S. Joo, J.S. Eom, H. Shi
*Hallym University School of Medicine, South Korea

Journal of Hospital Infection (2019) 101, 42-46


効果的な曝露後予防戦略は感染症の拡散を抑える可能性がある。しかし、中東呼吸器症候群コロナウイルス(MERS-CoV)感染症に対する曝露後予防に関してコンセンサスは得られていない。本研究は、重症 MERS-CoV による隔離前の肺炎患者に曝露された医療従事者に対する、曝露後予防としてのリバビリンおよびロピナビル・リトナビルの有効性を評価した。曝露後予防レジメンの安全性を評価した。隔離前の肺炎患者の MERS-CoV への高リスクの曝露を認めた医療従事者を、後向きに登録した。曝露後予防療法を受けた医療従事者を、曝露後予防群とした。曝露後予防療法により、感染症のリスクが 40%低下した。曝露後予防療法中に、重度の有害事象は報告されなかった。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
韓国内で MERS 患者の対応を行った医療機関 5 施設での MERS 曝露後予防投与に関する論文である。予防内服として、リバビリン内服(初回 2,000 mg、その後、1,200mg/8 時間毎を 4 日間、続けて、600 mg/8 時間毎を6 日間から 8 日間、あるいは、ロピナビル・リトナビルを 400 mg/100 mg/12 時間毎を 11 日間から 13 日間投与した結果、防護具なしで対応に当たった医療者において、40%発症のリスクを下げることができた。医療者の 2 次感染事例が発生した韓国の医療機関での対応とその評価が示された貴重な論文である。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.