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人工呼吸器関連肺炎に対する抗菌薬予防投与の有効性

Efficacy of antibiotic prophylaxis against ventilator-associated pneumonia

N. Mirtalaei* , A. Farazi, M. Ebrahimi Monfared, A. Jokar
* Arak University of Medical Sciences, Iran

Journal of Hospital Infection (2019) 101, 272-275


集中治療室において、人工呼吸器関連肺炎(VAP)は最も重要な問題の 1 つである。急性期脳卒中を有する神経系障害患者 84 例(グラスゴー昏睡スコア 8 点以下)を二重盲検臨床試験に組み入れた。介入群の患者には、ピペラシリン/タゾバクタム(4 g / 0.5 g)を挿管時および 12 時間後に投与した。早期 VAP(挿管後 4 日以内)の発生率は、介入群では機械的換気 1,000 日あたり 9.2 エピソード、対照群では機械的換気 1,000 日あたり 26.9 エピソードであった(オッズ比[OR]0.217、95%信頼区間[CI]0.056 ~ 0.085、P = 0.028)。ピペラシリン/タゾバクタムの予防投与は、早期 VAP を減少させうるが、その有益性は晩期 VAP にまで及ばない。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
急性期脳卒中の患者を対象とした二重盲検臨床試験が行われた。患者背景にばらつきが大であるなかで、有意差を持った抗菌薬予防投与が VAP の減少に寄与したという結果は ICU 滞在日数の減少など、医療費の抑制にも寄与すると思われた。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.