JHIサマリー日本語版トップ

レーティング:[監訳者による格付け]
★★…是非読むことをお勧めする論文 ★…読むことをお勧めする論文

Clip to Evernote

医療施設において蒸気滅菌処理後の湿潤状態を定量するための調査

A survey to quantify wet loads after steam sterilization processes in healthcare facilities

J.P.C.M. van Doornmalen*, F. Tessarolo, N. Lapanaitis, K. Henrotin, A. Inglese, H.W. Oussoren, R. Queiroz de Souza
*Eindhoven University of Technology, The Netherlands

Journal of Hospital Infection (2019) 103, e105-e109


医療施設において、蒸気滅菌後の医療機器の湿潤状態は受け入れ難い。しかし日常業務におけるその頻度についてはほとんど明らかにされていない。4 つの全国滅菌組織、すなわちオーストラリア(Sterilising Research Advisory Council of Australia[Vic]、Inc.[VIC SRACA]、ベルギー(Vereniging sterilisatie in het ziekenhuis[VSZ])、イタリア(Associazione Italiana Operatori Sanitari addetti alla Sterilizzazione - Società Scientifica[AIOS])、およびオランダ(Vereniging van Deskundigen Steriele Medische Hulpmiddelen[VDSMH])を介してオンライン調査票を配布した。125 の病院滅菌施設のうち 78%が湿潤状態を認めると返答したが、それは月 1 回から毎回の滅菌と幅があった。通常、湿潤状態は「水滴が存在すること」と定義されており、こうした湿潤物は再パッキング後に再滅菌されていた。湿潤状態が広く認められること、ならびにそれが再処理の回数および費用に影響することを考えると、湿潤状態を減らすための戦略が必要である。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
蒸気滅菌後、滅菌物に水分が付着していることは認められやすいが、水がたまる器具・器材・状況と、水の量は様々であり、どこまでを有意な水の「たまり」(上記の「湿潤状態」)とするかは一定していなかった。今回の調査でも、「水滴」なのか「水のたまり」なのかは意見が分かれた。この水が、2 次的に汚染されてしまうことが危惧されるが、本検討はそのような可能性への対策を考えるうえで、基本的なステップになると思われる。

JHIサマリー日本語版トップ

サイト内検索

Loading

アーカイブ

最新のコンテンツ

Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.