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マイクロファイバー材料に洗浄剤/消毒薬を使用した場合、水のみの使用と比べて微生物による表面の汚染が改善する

Combining detergent/disinfectant with microfibre material provides a better control of microbial contaminants on surfaces than the use of water alone

A. Robertson*, M. Barrell, J-Y. Maillard
*Cardiff University, UK

Journal of Hospital Infection (2019) 103, e101-e104


現在、マイクロファイバークロスと、水、洗浄剤または消毒薬との併用が、病院における清掃に推奨されている。本研究では、マイクロファイバークロスと、水または洗浄剤/消毒薬または殺芽胞製剤との併用について、黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)、アシネトバクター・バウマニー(Acinetobacter baumannii)およびクロストリジウム・ディフィシル(Clostridium difficile)芽胞に対する有効性を、標準試験ASTM2967-15を用いて検討した。洗浄剤/消毒薬または殺芽胞製剤の使用は、水のみの使用と比べて、細菌および芽胞の生存抑制能、ならびに表面間における微生物の伝播抑制能が有意に優れていた(分散分析[ANOVA]、P< 0.001)。水のみとマイクロファイバークロスの併用は効果がより低く、殺生物製剤の代わりに使用すべきではない。

サマリー原文(英語)はこちら

監訳者コメント
マイクロファイバークロスによる拭き取りは、清掃効果が期待され、芽胞の伝播を防ぐと考えられてきた。ただし今回の検討では殺芽胞製剤を併用した場合、除去効果が高く、伝播も少なかった。現在、介護・療養型施設の環境に C. difficle の芽胞が存在し、高齢者に伝播、発症させる経路が注目されており、このような経路の遮断の方策に、本検討は有用かもしれない。

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Reproduced from the Journal of Healthcare Infection, Volume 91, © 2015 The Healthcare Infection Society, with permission from Elsevier.
Although the translation was carried out with the permission of Elsevier, the translation has not been reviewed by Elsevier prior to posting online.