■『胃腸感染症の近況』
Recent trends in selected gastrointestinal infections
英国・ウェールズにおける2007年度までの胃腸感染症に関する報告によると、依然としてカンピロバクター起因の感染例が最も多く、次いでロタウィルス、サルモネラとなっています。
サルモネラ感染: カンピロバクターによる感染が増加する一方、サルモネラ中毒のケースは減少の傾向が見られます。2007年度の確証例は12000件で、2006年より4%, 1997年のピークからは62%減少となっています。
クリプトスポリジウム感染: クリプトスポリジウムによる感染も2005年から33%, 2006年から17%の減少となっています。2003年の第3四半期に見られるピークは外国への旅行に関連しているとされています。
ロタウィルス: 依然として子供の間ではロタウィルスによる下痢が大きな問題となっている。多くは5歳以下の子供に症状が確認されています。2007年度には13000件以上の症例が確認されています。
ノロウィルス: ノロウィルスは極めて感染性の高い病原体であり、特に冬場に発症例が多く、全ての年齢層に影響を及ぼします。2007/2008年の英国・ウェールズにおけるノロウィルスのシーズンはいつになく早く、確証例も過去一番の件数となっています。
■『誤植:5歳児以下の幼児へのワクチン配布状況統計データ』
Corrigendum: COVER data for January to March 2008
HPWR 2008年6月27日 Volume2 No.26のTable3において誤植が修正されています。 修正済み版はこちら
■『英国・ウェールズにおける一般的な食中毒に関する報告』
General outbreaks of foodborne illness in humans, England and Wales: weeks 23-26/08
■『英国・ウェールズにおけるサルモネラ感染レポート』
Salmonella infections (faecal specimens), England and Wales: reports to the HPA (Salmonella data set), May 2008
■『英国・ウェールズにおける一般的な胃腸感染報告』
Common gastrointestinal infections, England and Wales, laboratory reports: weeks 23-26/08
■『英国・ウェールズにおけるその他胃腸感染に関する報告』
Less common gastrointestinal infections, England and Wales: laboratory reports weeks 14-26/08
情報元:HPA ( Health Protection Agency )
訳:藤川 聡 (モレーンコーポレーション)
ヘッドラインニュースでは、英国HPA(Health Protection Agency)が週間で発行する
"Health Protection Report"のトピックスを毎週紹介していきます。
英国保健保護局;
公衆衛生並びに労働安全衛生政策をはじめ感染、放射能、化学性物質に関する防御策情報を担当。
感染症のアウトブレイクや細菌 テロに対するアドバイスや対策方法を国民に提供する政府研究機関。