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【英国HPWRトピックス】2008年7月25日 Volume2 No.30より

Current News

■『ナノ毒性学調査センター、Chiltonで開設へ』

Nanotoxicology research centre to be established at Chilton

Chiltonに位置するHPAのCRCE(Centre for Radiation, Chemical and Environment Hazards)は、ナノ粒子への曝露によるヒトへの健康被害の可能性を分析研究を行う新施設となる。施設は30万ポンド以上のコストとなるエアロゾル吸引研究施設を持っており、ナノマテリアルの実験プログラムが可能となっている。ナノメーター(0.000001mm)という単位で表されるナノマテリアルの間における相互作用とヒトの体内で急速に作られている。NNRCはナノ粒子物理化学や、肺や皮膚から体内に入ったナノマテリアルの動きなどの研究に注力する。ナノマテリアルによるエアロゾルプロデュースや、サイズ分布、空気中濃度などの性質測定など最先端の方法が開発され、体内に取り入れられたナノマテリアルの生物学的経路調査などがそれに続くとされている。 CRCEは、ナノテクノロジーは今世紀において最も重要な技術開発となり、今後は電子工学、光電子工学、医療用画像システム、美容、食品などにおいて重宝される物理化学的特性を持つマテリアルの産出をもたらすであろう。その一方では安全性への疑問からナノ毒性学に対する規律への意識も急速に高まっていると説明している。「ナノマテリアル自身には毒性はない」と締めくくっている。

■『第五回目年次抗菌薬耐性報告結果』

Fifth annual report on antimicrobial resistance

HPAは抗菌薬耐性に関する要旨の詳細を示した、2007年度で第五回目となる報告を発行した。この報告では、英国、ウェールズ、北アイルランドに関連するデータが中心となっている。この報告では2007年に取得されたデータがフォーカスされているが、直近のデータの背景を取る為長期間のデータも提示される予定である。

■『65歳以上の高齢者による肺炎球菌多糖体摂取』

Pneumococcal polysaccharide vaccine (PPV) uptake in over-65-year-olds

第五回目となるPPV摂取調査によると過去最高の被覆率を示している。調査では2007/4/1から2008/3/31までにワクチンを受け取った関連のある年齢層の割合を出している。2004/05の調査報告以来Health Protection Informatics(HPI)ウェブサイトとして知られているDHウェブベースのレポートシステムによって取得されている。


Infection Reports

■『英国・ウェールズにおける髄膜炎菌感染研究報告』

Invasive meningococcal infections, England and Wales, laboratory reports: weeks 14-26/2008

■『英国・ウェールズにおけるA型及びC型肝炎報告』

Laboratory reports of hepatitis A and C infection in England and Wales: January to March 2008

2008年第一四半期では、55件のA型肝炎の発症例がHPAに報告された。これは2007年に報告されたどの四半期よりも低くなっている。

■『誤植:A型肝炎感染レポート』

Corrigendum: Laboratory reports of hepatitis A infection, October窶泥ecember 2007

2008年4月25日付けHPR Vol. 2, Number 17において以下の部分で修正されている。 During the fourth quarter of 2007, 74 cases of hepatitis A were reported to the Health Protection Agency Centre for Infections. In quarter four, 33%は15から44歳の女性である。

■『英国における四半期毎の肝炎調査報告(2008年1-3月期)』

Quarterly report from the sentinel surveillance study of hepatitis testing in England: data for January to March 2008 (quarter 1)

2002年に開始された、英国におけるウィルス性肝炎の研究では最近の傾向や個人の曝露リスクや臨床症状などの情報が記されている。

■『英国・ウェールズにおける献血血液感染調査』

Surveillance of viral infections in donated blood: England and Wales, 2007

ドナーからボランティアで提供される献血血液は、ドナー自身の旅行履歴、健康状態などの認識不足により感染のリスクが高まる場合がある。2007年英国とウェールズの全献血提供者2007年には、全2,093,677人のドナー中168人から感染症に対して陽性と診断されている。この内訳はHBsAg(41%), 抗HCV(36%), 抗HIV(14%), 抗HTLV(9%)となっている

原文pdf(英語)はこちら

情報元:HPA ( Health Protection Agency )


訳:藤川 聡 (モレーンコーポレーション)

ヘッドラインニュースでは、英国HPA(Health Protection Agency)が週間で発行する
"Health Protection Report"のトピックスを毎週紹介していきます。

英国保健保護局;
公衆衛生並びに労働安全衛生政策をはじめ感染、放射能、化学性物質に関する防御策情報を担当。
感染症のアウトブレイクや細菌 テロに対するアドバイスや対策方法を国民に提供する政府研究機関。