■『H1N1 最新情報』
Pandemic H1N1 influenza: UK and international update
北半球のほとんどの地域でパンデミックの脅威はピークを過ぎたが、WHOは北アフリカと東及び東南ヨーロッパ、そして南および東アジアの一部の地域ではまだ感染が活発であるという報告がある。
WHOによる報告
●北アフリカ:モロッコ、アルジェリア、リビア、エジプトを中心としてウィルス感染の活動が見られるが、多くの地域では2009年12月から2010年1月にかけてピークが過ぎている。
●南アジア:ウィルス活動は見られるが、地域によって状況が異なる。インド北部、ネパール、スリランカでは2009年12月下旬から2010年1月上旬にかけて最近のピークが確認された。
●東アジア:ウィルス活動は見られるが、多くの国では全体的に減少が確認されている。
●東南アジア:継続してウィルス活動が確認されてはいるものの、レベルは低い。
●ヨーロッパ:多くの地域では減少が確認されている一方、オーストリア、アルバニア、ブルガリア、スロバキア、ロシアではILI(インフルエンザ様疾患)及びARI(急性呼吸器感染症)の報告が若干増加している。
●アメリア全土:全土において減少しているが、数カ国においてRSウィルスの増加が確認されている。
●北半球:散在的にH1N1感染が報告されている。
●1/18〜24(week3)におけるインフルエンザ様疾患発生報告はUK全土で減少もしくは一定となっている。
●The National Pandemic Flu Serviceはイングランド地方において引き続き2010年2月11日までインフルエンザ治療薬を提供する。過去数週間においてこのサービスを通じた治療薬の消費量は減少している。
●UKにおいて流行しているインフルエンザの大半は未だに新型インフルエンザH1N1系統である。
●UKで猛威を奮っているインフルエンザウィルスの多くはH1N1となっており、うち4975種類中36種類に変異が見られ、タミフル耐性となっている。リレンザ耐性は確認されていない。
● 2009年度UKでのH1N1インフルエンザによる累積死亡者数は391人。
■『EFSAとECDCにおける人獣共通感染症の2008年レポート』
EFSA-ECDC zoonoses report for 2008
カンピロバクターがEUにおいて最もよく報告される人獣共通感染症(zoonosis)であることが、European Food Safety Authority(EFSA)とヨーロッパ病気予防センター(European Centre for Disease Prevention and Control(ECDC)の調査でわかった。サルモネラ菌とエルシニア・エンテロコリティカ感染症がその次に多いが、サルモネラ菌の報告は減少傾向にあり、これは家禽業等に置ける集中的な衛生政策が功を奏していると言える。
情報元:HPA ( Health Protection Agency )
ヘッドラインニュースでは、英国HPA(Health Protection Agency)が週間で発行する
"Health Protection Report"のトピックスを毎週紹介していきます。
英国保健保護局;
公衆衛生並びに労働安全衛生政策をはじめ感染、放射能、化学性物質に関する防御策情報を担当。
感染症のアウトブレイクや細菌 テロに対するアドバイスや対策方法を国民に提供する政府研究機関。