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vol.11-08 【結果考察】

医療機関が「感染率を公表すること」に対する期待度の高さ

患者さんに、医療機関が院内感染に対する取り組みを告知することについてそれぞれ期待度を答えてもらったところ、「院内感染による感染率を広く社会に公表すること」への期待が大変高いことがわかりました。

期待が大きかったものランキング TOTAL 男性 女性
1位 院内感染による感染率を広く社会に公表すること 88.2% 85.6% 90.7%
2位 感染対策に関する専門家(感染症医師や感染管理医師、感染管理認定看護師など)を配置する こと 80.5% 79.4% 81.4%
3位 院内感染対策に積極的に取り組んでいる事をホームページや院内のポスターなどで患者へ告知 すること 79.0% 75.5% 82.3%
4位 治療を受ける際に使用器具・器械・衛生材料がどのように適切に再生・使用されているのかを資 料を用いてわかりやすく説明すること 78.2% 76.2% 80.2%
5位 治療を受ける際に感染対策についてパンフレットなどを用いてわかりやすく説明すること 77.1% 74.3% 79.9%

感染率だけではなく、「専門家配置」「HPやポスターでの告知」「治療時に、使用器具などの説明や感染防止対策についての説明」 にも、高い期待が寄せられている状況がわかりました。

医療機関が感染率や取り組みについて公表するような、風通しの良さを求める患者さんの気持ちが表れた結果であるともいえるかもしれません。

前回(10回「患者さんが医療機関に求める院内感染対策とその説明方法」)、患者さんが院内感染防止に積極的に取り組んでいる 医療機関を判断する材料として、「感染率について広く公表」を選んだ方は11.0%、「感染の専門家配置」を選んだ方は7.7%おり、医療機関が注目すべき対策であることをお知らせしましたが、今回の結果はそれを裏付けていると考えられます。

院内感染の不安経験がある方と女性の期待度がより高くなるという傾向も、これまでの結果と同様です。

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