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vol.09-07 結果考察

院内感染について不安を感じたときに、医療従事者に聞いた患者さんは13.0%にとどまっています。不安に思ったにも関わらず、9割近くの患者さんは、医療従事者に聞いていない(聞けない)現状となっています。また、院内感染について不安に思った人が医療従事者からの説明内容を「理解できた」のは男性72.2%、女性71.9%でどちらも7割以上が理解できている一方、「理解できなかった」は21.2%、「説明がなかった」が6.8%もあり、患者さんに対する医療従事者の院内感染についての説明方法について改善・教育の余地ありと感じられます。同様に、家族に院内感染の不安を感じたときに、医療従事者に聞いた人も12.6%にとどまり、こちらも9割近くの人が、聞いていない(聞けていない)という結果となっています。家族の院内感染について不安を感じ、医療従事者に聞いた人のおよそ7割は、その説明で「理解できた」と答え、多くが説明を受ければ理解できている一方で、「理解できなかった」が16.2%、「説明がなかった」が9.4%となっています。院内感染不安を感じたのが、患者ご本人であっても患者のご家族であっても、不安を感じたときの状況には変わりないことがわかります。以上のことから、今後医療の現場においては、生活者(患者さんや患者さんの家族)が自分や家族の院内感染について不安を感じたときに、「聞きやすい環境」の整備と「理解しやすい説明」の実施を心がけ、医療従事者と生活者との間にある院内感染に対しての不安や理解度のギャップを埋める努力が必要不可欠と言えます。

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